b-8 乱数
May 6, 2019
乱数いろいろ
乱数の生成 random( )
呼び出すたびに異なる数値を返します。パラメータで値の上限、または範囲を指定することができます。例えば、random(5)とすると0以上、5未満の乱数が生成されます。
構文 | パラメータ | 戻り値 |
---|---|---|
random(high); | 値の上限(intまたはfloat) | 生成された乱数(float) |
random(low,high); | 値の下限。設定しない場合は0(intまたはfloat),同上 | 生成された乱数(float) |
乱数の種の設定 randomSeed( )
プログラムを実行するたびに異なる乱数列を作るが、種を設定することで乱数列を決定することができます。毎回同じ値を設定することで毎回同じ乱数列が得られます。
構文 | パラメータ | 戻り値 |
---|---|---|
randomSeed(value); | 種となる数値(int) | なし |
ノイズの生成 noise( )
自然物を表現するときのテクスチャーや地形描写などで使われるパーリンノイズの生成に使います。
構文 | パラメータ | 戻り値 |
---|---|---|
noise(x); | ノイズ空間におけるx座標(float) | 0.0から1.0の間の値(int) |
noise(x,y); | 同上,ノイズ空間におけるy座標(float) | 同上 |
noise(x,y,z); | 同上,同上,ノイズ空間におけるz座標(float) | 同上 |
ノイズの種 noiseSeed( )
種を設定して毎回同じノイズを生成します。
構文 | パラメータ | 戻り値 |
---|---|---|
noiseSeed(value); | value 種となる数値(int) | なし |
ノイズの性質の設定 noiseDetail( )
パーリンノイズの性質はオクターブ数と減衰係数という2つのパラメータを使って調整可能です。デフォルトのオクターブ数は4、減衰係数は0.5です。オクターブ数を大きくすると、ノイズの変化により細くなり、減衰係数を大きくすると、高いオクターブの影響がより強く現れます。
構文 | パラメータ | 戻り値 |
---|---|---|
noiseDetail(octaves); | ノイズ生成時のオクターブ数(int) | なし |
noiseDetail(octaves,falloff); | 同上,減衰係数(float) | 同上 |