memo/読書記録/柚木沙弥郎92年の色とかたち
Aug 16, 2021
SAMIRO YUNOKI STYLE&ARCHIVES
「民藝」から拡がり、型染の第一人者だけにとどまらず、自らの「好きなもの」を追求し続ける柚木氏の作品や創作の源泉を追った本著。
なかでも「蒐集品」の章では、長年溜め込んだ、リボン(お菓子の包装についてくる)、トランプ、鳥の置物、世界各地の人形など、ひとつひとつが興味深く、どことなく統一感を感じるのは、柚木氏の「好きなも」に向ける目と「ものを選ぶということは、自分に自信をもつということなんだ」という言葉を裏付けている。