b-10 条件分岐と繰り返し
条件分岐と繰り返し
条件分岐 if~else
if文を使うと、条件に照らし合わせてどのコードを実行するべきか判断できるようになります。カッコ内の式が真(true)であればブロック内のコードが実行されます。偽(false)の場合は実行されません。else文を加えると偽のときに実行するコードを指定することも可能です。else ifを使って場合分けの処理をすることも可能です。
繰り返し for
変数と組み合わせて、繰り返し処理をします。
for(初期化;条件式;更新){ 文 }
・初期化:繰り返しの最初に一度だけ実行される文
・条件式:評価の結果が真(true)の場合文が実行される
・更新:各回の処理の最後に実行される文
・文:判定の結果実行される1つまたは、複数の文
繰り返し while( )
whileループでは条件が真(true)の間、処理が続きます。条件が偽に変わらないプログラムを書くとループは無限になり、他の処理が止まってしまう可能性があります。
while(式){ 文 }
・式:真か偽の判定に使う条件式
・文:判定の結果実行される1つまたは、複数の文
条件分岐 switch( )~case
3つ以上の選択肢から1つを選ぶ処理を記述する時に使います。同じ処理をif~elseを使って記述することも可能ですが、こちらの方が便利です。ただし、条件式には整数に変換可能な型しか使えません。(byte、char、intなど)。
switch文は式を評価してマッチするcaseへジャンプします。どのcaseにも該当しない場合はdefault以下が実行されます(省略可能)。caseの後ろのラベルやdefaultキーワード末尾にはコロンが必要です。caseの最後にbreakが無い場合、次のcase以下が実行されるので気をつける。
switch(式){ case label1: 文 case label2: 文 default: 文 }
次の行へジャンプ break
switch、for、whileなどのブロック内で使用します。処理を打ち切って現在のブロックから脱出して次の行へジャンプします。
処理のスキップ continue
forループやwhileループで使用します。ブロック内の処理を打ち切りループの先頭に戻ります。continueは繰り返しの途中で例外的な処理を記述する際によく使用します。