memo/読書記録/曇る眼鏡を拭きながら

Jan 17, 2025

翻訳作品との向き合い方

「曇る眼鏡を拭きながら」書影

著者:くぼたのぞみ/齋藤真理子
装幀:田中久子
装画:近藤聡乃
編集:発行者:樋口尚也
発行所:株式会社集英社
印刷:大日本印刷株式会社
製本:ナショナル製本協同組合
発行年数:2023年10月30日  第1版第1刷発行

きっかけはどこだったのか?
イリナ・グリゴレ「優しい地獄」のあとがきから?
いや、たぶん近藤聡乃さんが装画を手がけているのを知って
内容も確認せずに、予約して買ったんだ。

本が届いてから翻訳者2人の往復書簡であると知る
読み始めてすぐに“水牛”“岸本佐知子”“藤本和子”“ブルースだってただの唄”と
知っているキーワードが目に入ってくる

そして私が翻訳を読むことについてここ数年考えていたことに
少し光が見えた

翻訳を読むということは、その作品とだけ向き合うというより
その作品を受容した社会と向かうといことでもあるんでしょうから

そうだ、作品(書かれた場所の、書いた人の)の歴史的・社会的背景を
まるっきり無視して読むなんてことはしたくない

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「優しい地獄」イリナ・グリゴレ 著

「灯台守の話」ジャネット・ウィンターソン 著/岸本佐知子 訳

「ブルースだってただの唄」藤本和子 著

「ニューヨークで考え中3」近藤聡乃 著

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